僕の備忘録とか

記録とか適当に思想ばらまいたり

文化祭その2(体験記録)

「当日くらい楽しみたい?いや、当日だからこそ働かなければならない。そらそうだ。」

まえの続き

前回は文化祭前日までの記録を書いた覚えがある。ノリでいったんやめにしたんだっけか。その選択は正解だと言える…かも。

 

一日目前半

―――平和に終われると思った僕は甘かった

 一日目といっても、午前中は準備時間であった。始発電車を使った記憶がある。多分前日準備の時もそうだった。始発電車を使ったのはその二回きりだったかも。

朝学校に着いて、少しして思い出す。ああ…そうだ、大事なことを忘れていたんだ。

体育館にカーペットを敷いて、椅子を運ぶという肉体労働。

去年はやる必要のなかったことが、今年になって必要になった途端、僕の頭は混乱する。足りない能力は明らかだった。

。。。圧倒的に、現状把握能力が欠けていた。

まず何やって、次に何をいつまでやればいいの?視点を広く見ないと

慌てているとどうしても何をやればいいか分からなくなるのは当然だが、慌ててなくてもなんだかわかんなくなった。ぼーっとした。何をやればいいのか。いつまでにやればいいのか。僕はわからない。マニュアルなんてない。しかも、松明を片手に暗い洞窟を

探索するという喩えも適切でない。そもそも洞窟に出るという目的すらぼやっとしている感じ。ふわぁっとしていた。ここにきて、もう当日か、、、なんだろう、浮いている。

 思えば、実は1,2年の経験の薄さゆえかもしれない。1,2年の経験は数行でまとめるべきではなかった。その時になるだけ吸収して、何らかの記憶媒体にメモをしとかなければいけなかったか。ただ聞いて働くだけではダメ。そんなもんか、、、。僕今まで一生懸命で何かを成し遂げたこと、あんまないかもな。一応働くべきことは働いたけど、働くべきこと探しに手間取った。そういや、チーフは不適だったかもな。部下として常に働くヤツのほうが合ってたか。

――でもここで独り悩むのも違っている。仕方ない。なんとか進めるしかないのである。僕が死んでどうする。

 

その後は、結局急いで準備して事なきは得た気がする。まだ、大変なだけで大事故は起きてなかった。…まだ、ね。

 

一日目後半

 本番は特に変なことはなかった。問題のeスポ大会はなんだかんだあって人は来た。それでもだめ企画であるのには変わらないが。次年度からはボツだろう。それでいい。さっさと無くなれ。新しいのを作ってけばいいんだ。

あとはあまり覚えていない。いっぱい動いて疲れて独りぼーっとしたり、なんかご飯食べたりしたような。なんだかんだ同じ班の人とも話していた記憶もあり。あまり悪いことはなかった。でも、みんな真面目だったな。僕が一年のころの先輩のような尖り具合も面白かったし、頼りになっていたな…。

そのまま一日目の部は終了。担当場所に戻る。ん?校内放送が聞こえてなんか関係ありそうだったがよく聞こえなかった。まいいや、二日目のイベントのリハーサルを、、、。

と思ってステージに上がった僕は何者かに呼ばれた。

 

初の経験?

――優等生という殻は意外と薄い

 そもそも僕単体として叱られる経験自体ゼロに近いのだが、普段僕は怒られた瞬間というのは結構心に響き、涙が出ることも多々あった。しかし、ソノ時は不思議と、スーっとしていた。時間が早く流れ、涙も出ず受け入れていた。いまいち事情を把握していなかったか、責任感というものが感じられなかっただろうか。

簡単に言えば、そのステージの前の出演団体のごみが散らかっていて、責任者として凄い叱られた。ピアノの上にジュースの缶が置いてあったり、はっきりいって治安が悪かった。そら、、怒るわ。

でも、僕か、、、僕だったのか。これがチーフというか長の恐ろしさか。

権力が強いということは同時に責任も集中する。もっと周りに言わなければならなかった。

あとなんか独りで動くことも多かったし。自分で解決したい性は悪い方向に進む。その結果、そこら辺の管理は事故っていた。無法地帯。。。

怒られた後の僕は当然のように独り閉じこもる。放心状態。虚無。絶望感。僕は絶望した。もう真面目な優等生キャラではないのか。サイアクなチーフか。こんなやつ二度といないだろう。

終了。あきらめ。もう終わり。どーでもいいよ。

 

――顔を上げた。せいぜい数分か。

 みんな働いている、、、明日のリハをしている。そうだよ、僕だけが閉じこもってどうする。僕はこれでも長というかチーフである。でも、僕がいなくても回っている。一人で抱え込む必要なんてない。周りを信じて指示しなければ何も始まらないわけではない。ただ、ぼーっとしていてはすべては機能停止。。。

動くしかないか。いや、動かなきゃだめだ。今こそ、働いてない人が僕だけという状況なんてクソだ。

今でもふと思うのだが、僕の強みはいったんどん底に落ちても少ししたら気にしていないところだと思う。(もちろん怒られた経験は身に染みたが、引きずりはしていない。)

どん底に落ちない人、どん底に落ちたことに気付かないで楽観視する人、どん底に落ちて自分ではいあがあろうとする人、どん底に落ちたまま終わる人、、、色々いるが、僕としては「どん底に落ちた後、自然と底が隆起する」人といえるだろうか(?)

 まあともかく、ケロッとして、もちろんごみ管理はしっかりと伝えておいて、一日目は幕を閉じた。今までで一番濃い日だった。

 

二日目

――やっぱり周りを見ることはできないよ

二日目前半は正直覚えていない。何事もなく終わった気がする。。。がそれは非常に良くなかった。

後半にメインイベントがあるのだが、それの看板設営をスッカリ忘れていた。

はーーー。またやったか。まじで終わってるじゃん自分。

やることリストを作っとけばよかったのかなぁ、、、と今でも思う。今何をするべきか。今後に起こることは何で、そのために何をしなければならないのか。っていう。うーん、、、。まあ一応なんとかなったけどね。次からの人、頼みますよ、、、。

でもなんとかはなった。

メインイベント自体は大成功といえるだろう。とてもお客様が来たし、変な事故もなかった。いや、事故りかけたけど大きくは発展しなかった。

多く内容について語る意味はないと思うのでカット。しいて言えば「天ノ弱」という曲が好きになった。

 

おしまい

文化祭自体はこれにて終了した。胴上げした浮遊感も残りつつ。片づけたりして、、、。

 

ひとまず記憶として遺すべきことはこんくらいか。

今後は文化祭というモノに対する考察とか、サイドストーリー的なのを書いていこうかな。例えば、準備段階で僕をとても引かせたある人がいる。簡単に言えば近くの班のチーフ君なんだけど。イニシャルを使ってもそれはそれだし、、、ひとまず人称代名詞でごまかしておこう。

この話はここまで。つたない文章ですけどここまで読んでくれたらそれはそれは感謝です。

実は誰かほかのところの高校生にこの文化祭話を読んでもらったらと少し願っている。そういう経験談を共有するのは結構好き。ほかの人の人生に思いをはせて想像するのって、なんか良い感じに浸れる。形容しにくいけど。