僕の備忘録とか

記録とか適当に思想ばらまいたり

じゅけんばなしの枝葉

まぁ明日が合否発表の日なんですけどね

はじめに

 はっきりいって今日は薄い話。初音ミクさんはもうちょっと引っ込んでもらおう、ほら、ネギやるから!

あえて二次試験受けてから合格発表までの記録を書いていこうと思う。勉強してた時の記憶なんぞなかなかにしみついているから今書く必要はそこまでない。むしろ二次試験前期終了してから合否発表までの数日の記憶の方が貴重な気がする。

 

虚無。虚ろ。空白。透明。

 これまでの勉強生活からわずかに開放された僕にとっては、正直空っぽな日々を送るのも嫌であった。YouTubeばっか見て寝てゲームしてなんて日常、昔はあれほど憧れていたのに今となっては中身がない。やはり友達の存在は大きいものだ。今友達に気楽に話しかけられる程のメンタルはない。まぁ、死ぬほど優しい人になら遊びに誘えるが、普通の人は今は合格か不合格か緊張しながら、プレッシャーに耐えつつも独りで遊んでいる、という感じだろう。そんな時に気楽な奴が話しかけてしまっては、、、どうなるだろうか。僕はそこまで大学受験という行事を重く見ていないので大丈夫だが、全力を尽くして疲弊している人にとっては、今は一人で遊び耽っていたいものだと思われる。

 まぁとにかく中身のない日々は嫌だったので、僕は、時間があったら行こうと思っていた場所へ足を運んだ。図書館である。

 

意識高い系の感覚

 図書館といえば、塾や学校が遠いし家では怠けるからという理由で自習する人や、日常に豊かさを加えたい年金暮らしの方々や、愛しのブラックコーヒーに裏切られてうつらうつらしている勉強屋が多くを占める。そう、図書館は意識高い系の集まりなのだ。その中に入ってみた僕も、なんか頭の良い人のような感覚がする。賢そうだ、今の僕は、、、。

 

娯楽を得たい

見出しつけるほどでもなかった短い前の章は置いといて。

 僕のお目当ては小説である。僕は理系人間で、高3のころは小説を読んで楽しむのには罪悪感がある、というので本を読まないでいた(その分はもちろんスマホに吸収された)。ただ、受験が終わってからは、なんか小説を読みたいなぁと思っていたのは事実。とにかく前評判とかなしに、ただ寒いだけの本の帯やカネの匂いしかないポップから離れて、見出しと少しのあらすじだけで読書の世界に入り込みたかった。その点では図書館は素晴らしい。うざったらしい宣伝文句などなく、本しか置かれてない。こういう洗練さが僕は好き。

 とはいいつつもどうしても商売文句に気になってしまう僕は、「これを読まない人生があると思うと恐ろしい」と囃されたある一つの小説を借りた。今はまだ読んでる段階なので多くは話せないが、僕のココロに刺さる内容ではある。

 

 僕は、ゲーム少年ではあったものの読書自体は嫌いではなかった。小学生高学年当たり向けの文庫本や、中高生向けのライトなノベルも、一時期好きだったドラマのノベライズも読んでいた。ボカロ好きの僕としては、カゲロウデイズも外せないが、あの話はあんまよくわかっていない。

 小説を読むと、なんか心が不思議になる。いつの間にかある登場人物を好きになってしまったり、人物が生きているとわかると心なしか安心し、長い長い物語が終わると少しぼーっとして「あ、終わったんだなぁ、、、。」と思ったり。

その不思議な感じがとても好きなのである。小説に惹かれる理由はそれで、教養のための新書では全く刺さらない。まぁ、大事なんだろうけどそういう教養も。でも、娯楽としての読書を求める僕は小説だけで十分だ。

加えるならば、僕が他者の思い出をきいてその人の人生に思いを馳せる事が好きなのも、小説という、新しい世界との出会いの場を好む事に惹かれる理由としては真っ当か。新しい、というのはそれなりに重要な要素かもしれない。小中で知り合った人の思い出話はなんか物足りない。小中は全く別の場所にいて、高校である程度仲良くなって性格もわかってきた頃合いに、思い出話を聞いて勝手に想像するのが僕としては好きなのだ。小説も、ある程度人物描写がなされて性格や背景が分かってきたころに、回想シーンがなされていくので、やはりその時に僕が脳内でいろんなイメージを膨らませ、楽しんでいるのに違いない。

 

いったん受験的なことに

 まぁ、図書館ずーっといるのはそれはそれで駄目である。後期試験というものに出願してしまったからには、そこの過去問もやらなければいけない。

一回ブレーカーが落ちると、その後の復旧には少々時間がかかると前もって感じていたので、僕は毎日少しは勉強することにした。少なくとも、過去問の少しは。このおかげで入試問題と立ち向かうにあたる勘はあまり衰えてなかった。あぶないあぶない。

僕は前期で京都大を受け、後期は北海道大学に出願した。はっきりいってもう受験なんてしたくない、、、。まぁでも、最後の旧課程現役戦士、と捉えればカッコいいと思えるが。最後のダイエー戦士・和田毅みたいなカッコよさ。浪人は個人的には反対だが、この現役時代で、最後まで戦い抜いた人は面構えが違いそうな気がする。

ちなみに、私立第一志望の早稲田で死んだ僕としては、後ろ盾の東京理科大学とかいう監獄に送られるのは御免なので、仕方なく勉強している。一方そのころ、同じく京都大を受けた友達は、今頃女子を口説く言葉を少し考えているらしい。きっと都会のエスカレーター上ってきた上級の奴らに金と顔とセンスで負けてあえなく散るだろう、今は放っといた。まぁでもフラれる経験をしろと某予備校教師が仰っていたし、とりわけ男子高生の僕らにとってはそういう恋愛経験も大事なのは確かである。僕も一生独身はつまらないと思う。ただ、、、羽を伸ばしすぎて新宿歌舞伎町でばったり倒れる人になる未来がうっすらと。ああなったらもう終わりである。

 

今日はここまで

なんだかんだずーーーーーっとスマホ弄ってるリバウンド勢よりは有意義な時間を過ごしたつもり。さっきまで血眼で勉強してた人が急に社会的弱者のごとく家で独りスマホを弄って横になっているのだ。堕落しすぎである。

いったん合否発表を待つ。明日の正午。合格か不合格かは全くわからない。ただ、どっちの未来であってもすんごい落ちぶれることはないだろう。それだけで僕の大学受験は平穏無事に終了である。この後は新たなスタートラインを勢いよく飛び立つだけだ。